佐々木酒造店(http://housen-naminooto.com 宮城県名取市、佐々木加知枝社長)の蔵人・立川哲之さんは4月30日、「呑ん兵衛なりの戦い方プロジェクト」(https://nonbe-vs-covid19.stores.jp/)を立ち上げた。宮城県内の飲食店を応援しながら、家飲みを楽しむというプロジェクトだ。5月24日までの期間限定で実施する。
具体的には、本プロジェクトの特設サイトのみで限定販売する純米酒〈「宝船 浪の音」 ヒトメボレ90〉(720ml)と、宮城県内の4つの飲食店がこの酒のために考案したペアリングレシピ4種が掲載された冊子を用意。
〈「宝船 浪の音」 ヒトメボレ90〉は、地元名取産の米〈ひとめぼれ〉をほとんど削らず、食べる白米と同様の精米(掛米、麹米ともに精米歩合90%)を行い、宮城酵母で醸した純米酒。酒質設計と醸造を担当したのは立川さんだ。
一般的な日本酒は玄米から30~60%程度精米するところを、10%しか精米していないこの酒は、米の甘みだけではなく、酸味、苦味、そして旨みを引き出していくことを目指したという。そのために、麹を力強く造りだしつつ割合も多くし、仕込みでの汲み水を減らし、もろみ温度を低くしすぎないなど、さまざまな技術と工夫が凝らされている。小仕込みのために4合瓶で800本程度しか造れない限定酒で、本プロジェクトサイトのみでの販売となる。
レシピ考案に参画したのは「漁亭 浜や」(名取市閖上)、「旬味酒好 かん」(仙台市青葉区国分町)、「酒肆 番」(仙台市青葉区本町)、「居酒屋ぼったくり」(仙台市青葉区国分町)の4店舗。各店舗に、〈「宝船 浪の音」 ヒトメボレ90〉にあうレシピを1種ずつ考案してもらったという。
レシピ冊子は1品サービス券にもなるので、新型コロナが収束して落ち着いた頃に、ぜひ飲食店へ行って使ってほしいという。また、本プロジェクトの利益の5割以上を、協力飲食店のレシピ考案費用として充当する(※レシピ冊子持ち込みによる1品サービスは、1人1回限り。2020年11月末までの期間限定)。
立川さんは、「今回のプロジェクトが好評だったら、第2弾も検討したい」と話す。
■呑ん兵衛なりの戦い方プロジェクト
https://nonbe-vs-covid19.stores.jp/
■参加飲食店
・漁亭 浜や
https://yuriage.co.jp/
・旬味酒好 かん
http://nihonshu-kan.com/
・酒肆 番
https://www.facebook.com/%E3%81%AB%E3%81%94%E3%82%8A%E9%85%92%E5%B0%82%E9%96%80%E5%BA%97-%E9%85%92%E8%82%86-%E7%95%AA-989929577684968/
・居酒屋ぼったくり
https://r.gnavi.co.jp/5ax7bufy0000/
■日本酒醸造・販売元
佐々木酒造店
http://housen-naminooto.com