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個店中心とした卸向け受発注システム提供のタノムを子会社化【インフォマート】

2024年3月13日 5:12 pm

 インフォマートは、同社が株式の13.02%を保有して大株主となっているタノム(東京・渋谷、川野秀哉社長)を連結子会社化することを決めた。

 タノムは卸と個人飲食店を中心とした受発注のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を促進する卸向けクラウドサービス〈TANOMU〉を開発・運営しており、今回、タノムの川野社長をはじめとした複数の株主から3月29日と2025年3月31日の2段階に分けて株式を取得する。取得価額は概算で23億8600万円。

 インフォマートは、21年2月にタノムと資本業務提携を結んで以降、販売代理店として〈TANOMU〉を拡販し、これまで300社以上の卸から受注を獲得した。この結果を受けて、個人飲食店の発注デジタル化、卸の受注デジタル化支援に貢献できるサービスであることを確認すると共に、インフォマートが提供する〈BtoB プラットフォーム 受発注ライト〉と〈発注書AI-OCR(invox)〉との連携によるシナジーを見込めることから、両社のサービスを連携して顧客へのサービスの提供価値と収益性向上を図る狙いで子会社化する。タノム創業者であり現社長の川野氏をはじめとした役員陣はそのまま続投する。