米飯加工機大手の鈴茂器工は寿司ロボットの新ラインナップとして今夏、シャリ玉ロボットのコンパクトモデル〈S-Cube〉を投入する。従来機が顧客としている大手寿司チェーンなど以外の幅広い普及を狙う。7月の発売を予定する。
寿司のシャリ玉を成型するシャリ玉ロボットはこれまで厨房での据え置きが基本だが、〈S-Cube〉は持ち運びが容易な13㎏の立方体型。寸法は横32×奥行35×高さ37㎝で、従来機に比べて奥行が25％、高さが36％コンパクトになった。ごはんは１升（約300貫分）を一度に収納でき、シャリ玉の大きさなどの調節機能も備える。
カフェや居酒屋、焼肉店などすし業態以外からのランチなどで新たに寿司メニューを提案したいといったニーズに対応する。従来機は100万円以上だが新型機は100万円未満に抑える。
