食品・菓子を製造する工業用食品機械メーカーのマスダック（埼玉・所沢、増田文治会長）は、新たに飲食店向けにパンケーキやどら焼きなどを作れるコンパクトな〈卓上パンケーキクッカー（SDR-SE-TT）〉を発売した。
同社はこれまで培ってきた工場向けの大型機械のノウハウを活かし、店舗でも使える小型モデルを新たに開発した。伝熱と蓄熱に優れた厚さ12mmの高純度銅板を使用し、パンケーキやどら焼、スフレパンケーキなどさまざまな生地に対応。１℃刻みの細やかな温度コントロールができ、平面高出力ヒーターにより工業用機械と変わらない均一な焼きあがりを実現した。
〈卓上パンケーキクッカー（SDR-SE-TT）〉
これにより焼き立てをすぐに提供でき、お客さんの前で焼き上げるライブ感のある演出も可能となる。生産能力は１時間で60個（120枚）で、単相200V・20A・2.3kWの電源が必要となる。本体サイズは幅600×奥行410×高さ260㎜で重量は34kg。
今回、初めて導入する店でもすぐにメニューを提供できるように特設サイト（https://www.masdac.co.jp/media/）でレシピを掲載するとともに、好みの仕上がりに適した生地向けのミックス粉や、チョコレートやチーズ、カスタード、ジャムなどのフィリングとレシピを提供する「Cook to Order」サービスを開始。〈卓上パンケーキクッカー〉を取り扱う商社を通して、製品と一緒に購入者が望むメニューに添った原材料も一緒に販売する。本体と原材料の価格は取り扱う商社によって異なる。
