後払い決済サービス〈NP掛け払い〉を提供・運営するネットプロテクションズ（東京・麹町、柴田紳社長）は、飲食店と卸売業者間の受発注プラットフォーム〈クロスオーダー 〉を運営するクロスマート（東京・日本橋、寺田佳史社長）と業務提携契約を締結し、卸業者やその他関連事業者の業務効率化とDX化を推進する。
〈クロスオーダー〉は、飲食店と卸売業者間の受発注や販促、請求業務などアナログな業務をデジタル化することで効率化し、飲食店とのやり取りを一元管理できるプラットフォームで、サービス開始から約３年半で月間アクティブ利用店舗数は６万店舗となり、ユーザー数は13万人を超えた（2023年10月30日時点）。
〈NP掛け払い〉は、企業間取引向けの後払い決済サービスで、企業（売り手）と企業の顧客（買い手）の間に入り、買い手への与信から請求書発行、代金回収までの決済・請求業務全てを請け負い、未回収リスクを保証するサービス。年間取扱高は1369億円、年間利用社数57万社と「日本で６社に１社が使っている決済サービス」（ネットプロテクションズ調べ）となっている。
今回、両社が業務提携することで、〈クロスオーダー〉のメインユーザーである卸売業者にとっては、飲食店への現金集金時の釣り銭の準備や訪問にかかっていた時間、請求書の作成などにかかる時間や人員を削減できるメリットがあり、あらゆるケースで代金の100％の支払いが保証されるという。また〈NP掛け払い〉の利用により、小規模事業者が多い飲食店への与信手続きも不要になることで、新規顧客の取りこぼしを防ぎ、売上創出に貢献するとしている。
両社は今後も、卸売業者と飲食関連事業者にとっての利便性向上を目指し、さらなる連携を協議していく意向を示した。
