白鶴酒造は6月29日、大豆ミートなどの植物性たんぱく特有のにおいを抑え、素材の風味を向上させる代替肉用料理酒〈白鶴 料理酒 CS-4T〉18Lキュービックコンテナー段ボール詰・アルコール分12%以上13%未満を発売した。
大豆ミートなどの植物性たんぱくは特有のにおいがあり、これまではスパイスでの下処理や味付けを濃くするといった対応が一般的だった。
また同社はかねてより、取引先の飲食店などから「大豆ミートのにおいをうまく抑えられる製品はないか」という相談を寄せられていたという。
そこで同社が保有する500種近くの清酒酵母を調べたところ、ある酵母がにおいを抑え、素材本来の風味を向上させる効果を持つマスキング成分(特許出願中)を産出することを突き止めた。
〈白鶴 料理酒 CS-4T〉は自然にマスキングするため料理本来の味付けが可能で、原料は米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコールのみで食塩ゼロ。通常の料理酒としても使え、代替肉以外の食材にも幅広く活用可能だ。