キリンビールが2021年4月より全国で展開しているビールサーバー「TAPPY(タッピー)」の導入店舗数が、23年3月末で1万5000店を突破した。
居酒屋の大手チェーンでの全面的な採用に加え、新店のオープンに際して初めから導入されるケースも多く、「順調な推移を示している」(同社)という。
「TAPPY」は、〈一番搾り生ビール〉や〈キリンサワー〉〈陸ハイボール〉を小容量の3Lペットボトルで提供するビールサーバー。
店舗での導入が進む背景については、「『TAPPY』を活用した鮮度の良いビールの提供による顧客満足度の向上や、商品の取り付けやサーバー洗浄が簡易なことによる作業時間の軽減、サーバー内のホースが短いことでサーバー洗浄時にロスするビールが減り、フードロス削減やコスト削減を実現できる点が評価され、導入が促進された」(同社)と分析する。
また「TAPPY」公式サイトでは、「おトク度シミュレーター」機能によるコスト削減試算を提供しており、飲食店にとってのメリットを具体的に示しているという。