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女性の「1人外食」4割にも!!【クロス・マーケティング調べ】

2022年12月19日 2:05 pm

 ネットリサーチ会社のクロス・マーケティング(東京・初台、五十嵐幹社長)が実施した「おひとりさま消費に関する調査」によると、この1年間で外食した女性が4割にも達していることが分かった。

 同社は11月28~29日、全国の20~69歳の男女2500人を対象にインターネット調査を実施。直近1年間で外食した人のうち、49%が「1人での外食」を経験しており、男女別では女性が40%、男性が58%という結果だった

 また、複数人との食事も含む全体での外食ジャンルでは「回転寿司」「ハンバーガー」「ラーメン・餃子」「ファミリーレストラン」「カフェ・喫茶」「うどん」「牛丼・丼もの」が3割を超えた。

  「1人外食」に限ると、男性は「牛丼・丼もの」「そば・立ち食いそば」「カフェ・喫茶」「ハンバーガー」「カレー」「ラーメン・餃子」を6割以上が経験。一方女性は、「カフェ・喫茶」「パン(イートイン)」「ハンバーガー」「スイーツ(イートイン)」が3割以上となり、男性より女性の方が高いジャンルは「パン(イートイン)」「スイーツ(イートイン)」のみだった。

 「1人外食」の良い点を聞いた問いでは、「自分のペースでいられる」が男女ともに5割を超え、「じっくり味わうことができる」「自由を味わえる」などが上位となった。女性の方が具体的な良さを実感している人がやや多くみられた。

 「1人外食」に抵抗を感じる業態では、「鍋・しゃぶしゃぶ」「食べ放題」「焼肉」「エビ・カニ料理」「居酒屋・パブ・バー」が挙げられ、概ね女性はどのジャンルにも抵抗を感じる傾向が男性よりも強かった。

 「1人外食」でハードルとなる要因については、「場違い・居心地の悪さを感じる」「よく知らない場所に行く勇気がない」「話し相手がいなくてつまらない」などが挙げられた。

 1人で行きたい飲食店について自由回答で聞いた所、「個室やパーテーションなどで仕切られている」「ひとりでも周囲が気にならない席のあるお店」「1人でも入りやすい客層や雰囲気」という意見が寄せられた。また、「注文はタブレット方式で会話をしない店」という意見がある一方、逆に「店員と会話したい」など正反対の回答もあり、「店主・店員とのほどよい距離のある店がよい」との声も聞かれたという。