役立つシステム その他

アンケー ト結果やQSC調査報告をスマホで即時送信【FunFusion】

2019年6月13日 7:42 pm

生の声収集でき覆面調査不要にローコストで多彩な用途が特徴

 昨年4月に提供を始めた、顧客の声をリアルタイムに担当者や経営トップに届けるアンケートシステム「アンケートつなぐ君」が、アンケート収集以外のQSCチェックや社内連絡など、さまざまな目的で活用できるとして、じわりと注目を集め始めている。

 関西を中心に「鉄板焼・お好み焼きん太」を32店舗展開するテイルや、コメダ珈琲のFC2店舗を運営するジョイフルライフなどで導入されているFunFusion(東京・渋谷、林和之社長)が開発した同サービスの特徴は、スマートフォン(スマホ)やタブレットでQRコードを読み込んでアンケートサイトにアクセスして回答してもらい、その結果を即座に店舗側に送信できる点だ。
従来の紙に書いてもらう場合に比べてほとんど手間が掛からないことに加えて、QRコードは何種類でも作れるため、例えばテーブルごとに異なるQRコードを用意すれば、どのテーブルのお客さんが回答したかも把握できる。また、アンケート回答後の画面にクーポン画像を貼り付けたり、すでにバーコード付き会員証を発行している店舗であれば、会員向けのポイントを付与することもできるので、回収率向上にも役立てられる。

 アンケート結果は、送信先として登録したメールアドレスへ即時に送信できるほか、ビジネス向けチャットアプリ「チャットワーク」を活用すれば、「〇〇店のアンケートは△△のグループのみに送る」など、それぞれのアンケートの送信先を、グループごとに分けられる。これにより、手書きのアンケートを入力・集計する時間と人手、コストを大幅に削減でき、入力ミスも起きない。ある導入企業では、これまで35万円かかっていたコストが数万円になったという。
また回答結果から顧客名簿を簡単に作成できることから、回答したお客さんにすぐにDMを送るなど、販促にも役立つ。加えて回答画面に画像も添付できるため、お客さんから画像付きでの感想や指摘を得られるのも大きい。
これら本来のアンケート機能に加えて、飲食店などから注目を集めているのが、他の用途での活用法だ。

 まず店舗のQSCチェックの際に、チェック項目とQRコードを用意すれば、スマホ1台でチェックした結果をその場で送信し業務完了となる上、改善すべき箇所を撮影して写真付きで送ることができる。会社に戻ってパソコンに入力し、画像を貼り付けて書類を作るという手間が省ける。また、店舗別はもちろん、キッチンやホール別などチェックする場所を細かく分けて場所ごとにQRコードを作れば、どの店のどの場所をチェックした結果かもすぐにわかる。
同じような使い方で、ミステリーショッパーや競合店調査にも利用できる。店舗で食事しながら、店員に怪しまれることなくその場で料理や店員の対応などをスマホで入力でき、印象的なメニューや気付いた点などの写真も添付できる。その場で入力することで、後から思い出しながらレポートを作ったり、書き忘れの心配もない。

 また、ネットを使った予約システムを導入する余裕がない店舗では、このサービスを活用して、チラシなどに印刷したQRコードから予約したり、会員登録できるシステムも構築できる。このほか、アルバイトの面接日時の申し込みやバイトのシフト連絡などに使っている企業もある。
同社は「写真添付などはクライアントの要望を受けて追加した。次々と新しい使い方の提案を受けており、それに合わせた機能を常に追加している。この臨機応援が当社の強み」と話す。今後も新たな活用法を見出されるたびに、機能も充実させていくという。
使用料金は初期費用18万円(税別・以下同)、月額1万円。アンケート結果をグループ別に分けて送信する場合は別途月5000円追加となる。

 チェック項目やアンケート数、QRコード発行数、結果の送信先数などによる加算は一切なく、定額で使い放題となる点も、多くのクライアントから好評となっている。
今後、POSシステムと連動させて、どのメニューを注文したお客さんのアンケートかも分かるようにする機能追加なども視野に入れる。

日本外食新聞2019年6月15日号掲載

Print Friendly, PDF & Email