法人・団体向けのフードデリバリーサービス「くるめし弁当」「シェフコレ」を運営する日本フードデリバリー(東京・渋谷、石川聡社長)が、忘年会に対する意識調査を行ったところ、対面での忘年会が開催された場合、「参加したい」と答えた人が56.1%、「未定・参加したくない」と答えた人が43.9%となり、「参加したい」と答える人が昨年の43.5%から12.6%増えた。
「参加したい」と回答した人を年代別に見ると、30代以外全ての年代において、過半数の人が「参加したい」と回答した。
「参加したい」と回答した人にその理由を尋ねたところ、71.8%の人が「1年の労をねぎらいたいから」と回答。
興味深いのが、「職場内の結束が深まる」が昨年42.9%だったのに対し今年は49.0%と増加。一方で「楽しいから」は昨年54.8%だったのに対し、今年は47.0%と減少した。
対面での忘年会について「未定・参加したくない」と回答した人に、参加したくない理由を尋ねたところ、「コロナウイルスへの感染が不安(72.4%)」と答えた人が最も多く、次いで「終業後に職場の催しものに時間を割きたくない(32.4%)」、「気疲れして楽しめない(28.7%)」という回答が続いた。
続いて、参加したい忘年会の条件を尋ねたところ、「プライベートな忘年会であれば参加したい(48.9%)」と答えた人が最も多く、次いで「少人数であれば参加したい(34.9%)」、「お弁当など、個食の忘年会であれば参加したい(21.7%)」という回答となった。
同社はこの結果を受けて、「新型コロナウイルスの流行を受けて、長らく開催されていなかった対面での忘年会に対し、今年は参加したいと考える声が増えた一方、参加したくない理由として『コロナウイルスへの感染が心配』とする声も多く、不特定多数との接触機会となる忘年会を不安視する声も見られた。今年の忘年会は『プライベート・少人数』での開催が増えるのではないか」と推測した。
この調査は、10月13日~19日、全国20歳以上の「くるめし弁当」会員の男女619人に実施した。