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利用料無料のテーブル決済サービスが日本上陸! 大手POSとの連携加速へ【qlub】

2022年6月14日 11:53 am

 中東のドバイやサウジアラビア、インドでサービスを始め、国際的にサービスエリアを拡大している飲食店向けテーブル決済サービス〈qlub(クラブ)〉が日本に上陸し、大手POSサービスとの連携を進めている

 日本ではソニック・インターネット・サービス(東京・五反田、松田ジェフ社長)が運営する〈qlub〉は、アプリのダウンロードやユーザー登録が不要で、QRコードをスマートフォンで読み取り、お客さんが席についたままセルフで飲食店での会計を済ませられるサービス。決済方法はクレジットカードやApple Pay、電子決済サービスなどに対応し、後払いサービスなど順次決済方法を増やしていくという。

 また、料金の支払いだけでなく「お店を応援する」名目のチップ機能や、日本向けにカスタマイズした同席者との割り勘機能会計後にGoogleの口コミ投稿を促す機能なども搭載。管理画面では各テーブルの支払い状況の確認や売上の管理・分析も容易に出来るようになっている。

 同サービスの最大の特徴は、飲食店がこれらの機能をすべて無料で利用できる点だ。導入費用や月額料金は一切かからず、飲食店がすでに契約しているクレジットカード会社については、現在の決済手数料のままで利用できる。QRコード決済などほかの決済手段についても導入を進める予定で、その際の手数料などは現時点で未定。また、契約期間の縛りや解約手数料もないため、いつでもすぐに辞めることもできるという。

 お客さんにとっても、テーブルのQRコードを読み込むだけで注文内容と金額が表示され、間違いがないか確認して支払うだけなので手間がかからず、お客さんにとっても店側にとってもレジでの時間と負担を大幅に軽減できる。

 5月にはスマレジのクラウドPOSレジ〈スマレジ〉と、6月には日本電気のサブスクリプション型POSシステム〈NECモバイルPOS〉との連携を開始。今後、他のPOSサービスとの連携を進めるとともに、ポイント還元プログラムやオプションでの有料サービスなどの展開も検討していく。