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歓送迎会の支出額3年ぶりに増加予想【HPグルメ外食総研調べ】

2022年3月18日 3:09 pm

 リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」が実施した、2022年春の「歓送迎会」「花見」についての調査によると、「歓送迎会」1回当たりの平均予算(想定支出額)は3年ぶりに増加するとの予想が示された。

 同社は「歓送迎会」と「花見」について、想定支出額と想定参加回数について調査。平均予算は「歓送迎会」が3885円で前年比142円増と3年ぶりに増加に転じた。一方、「花見」は2293円で前年比45円減との予想となった。

 参加回数について、「歓送迎会」では「昨年と変わらない」が調査開始以来最多(91.7%)を記録。同社では、「21年の『歓送迎会』の参加率は7.6%でコロナ禍前の19年の30.9%から2年連続で減少していたが、今年は「減少派」(0.8%)がないに等しいことから参加率は下げ止まった」との見方を示した。

 「花見」についても同様に「昨年と変わらない」が過去最多(91.7%)となった。21年の参加率は11.1%と20年の9.4%から微増しており、今年も「増加派」(7.7%)が「減少派」(0.6%)を上回ることから、回復傾向が継続する可能性がありそうだ。

 「歓送迎会」の相手では、「会社・仕事関係」(18.1%)が最多だが、コロナ禍前と比べると依然低い数値となった。「花見」では「家族・親族関係」(12.7%)が2年連続で最多となり、「会社・仕事関係」は4.4%と、前年比0.9ポイント増だった。

 今回の結果は2月上旬に実施したアンケート調査によるもので、首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女から9466件の有効回答を得た。