テイクアウト/デリバリーPOS/注文ピックアップ

タブレットで一元管理!! 専用ロッカーでデリバリー商品一括受け渡し可能に!【tacoms×寺岡精工】

2022年3月4日 8:44 am

 tacoms(タコムス、東京・本郷三丁目、宮本晴太社長)は4月より、同社のデリバリー注文一元管理サービス「Camel」と、寺岡精工(東京・池上、山本宏輔社長)の提供するモバイルオーダー受取りロッカー「ピックアップドア」との連携を決定し、サービスを開始する。

 「Camel」は、複数のデリバリー・テイクアウトサービスからの注文を一元管理できるサービス。連携する全てのデリバリー・テイクアウトサービスからの注文を1枚のタブレットで一括受注が可能になるため、デリバリー業務に必要な店舗側の一連のオペレーションが簡潔化でき、新しくデリバリーサービスに出店する際もオペレーションが煩雑化せず、管理コストの削減や売上の最大化が実現できるという。

 また、店舗のPOS/OESとの連携により、デリバリーの注文が入ると自動的に注文のキッチンプリンターから調理伝票が出力されるため、ハンディ端末への注文情報の再入力コストを削減できる。

「Camel」使用イメージ

 寺岡精工の「ピックアップドア」は、事前注文のテイクアウトやデリバリー商品を店側が収納し、受取り側は注文時に発行される二次元コードなどのスキャンによりセルフサービスで受け取りができるロッカーだ。

 非接触での受け渡しを可能にするとともに、店内飲食客とデリバリー配達員/事前予約客の導線を分け、混雑緩和を図れるという。

モバイルオーダー受取りロッカー「ピックアップドア」(卓上6個口タイプ/スタンド8個口タイプ))

 長期化するコロナ禍により、多くの飲食企業がデリバリー・テイクアウトサービスの導入に注力しているが、店舗内では以下のような問題が発生しているという。

 ・デリバリー配達員やテイクアウト受取客と、店内飲食客が混在してしまい、レジ周辺の混雑につながる
 ・デリバリー配達員が店舗に到着するたびに、レジ・厨房スタッフが配達員への受け渡し作業に時間を取られてしまう

 今回、「Camel」と「ピックアップドア」の連携により、店舗では「Camel」を通じて店舗で受注した各デリバリーサービスからの注文を、「ピックアップドア」経由でデリバリー配達員に受け渡すオペレーションが可能となる。

 両社は、今回の「ピックアップドア」と「Camel」の連携を皮切りに、寺岡精工製のモバイルオーダーシステムやPOSシステムとの連携、及び寺岡精工が強みを持つ小売市場への製品展開も視野に、協業に取り組んでいく構えだ。