キユーピーは、飲食店が求めている手間の削減とさまざまなメニューでの活用法を提案することが採用増につながるとして、新製品の開発と改良を進めた。 新製品の開発では、メニュー価値向上と調理時間短縮、汎用性の高さをテーマに定番商品を強化。1982年の発売以来、好調な売れ行きが続いている〈イタリアンドレッシング〉(1000ml×9本)をリニューアルすると共に、タレやソースとしても活用できる汎用性の高い製品としてオイル分を抑えた〈エルドレッシング イタリアン〉(1000ml×9本)を開発した。
〈エルドレッシングイタリアン〉は、オイル量を抑えつつ、数種類のハーブとスパイスを効かせたさわやかな香りと、アンチョビーによるコクが特徴。レモンを加えた同製品に、豚肉と玉ねぎを漬け込みソテーした「豚肉のマリネソテー」や、あじと香味野菜、フルーツを加えた「あじとフルーツのハーブマリネ」など新たな使い方を提案する。
〈イタリアンドレッシング〉は、レタスとキャベツが主だった発売当時に比べて、現在ではベビーリーフやルッコラ、クレソンなど使う野菜が多様化しているため、オリーブオイルの香りを約5倍にアップして、ソフトな野菜にも合う味わいにした。両製品とも、オペレーションの手間を改善するため、1度振って中身を混ぜてから、1時間経っても中の成分が分離せず乳化状態を保つように改良した。
日本外食新聞2018年10月25日号掲載