リクルートライフスタイルの外食市場関連調査・研究機関であるホットペッパーグルメ外食総研は、飲食店や生産者を支援する目的の「応援消費」に関する調査を実施したところ、若年層よりも中高年層の方が飲食への応援消費に前向きという実態がわかった。調査は、10月1~9日、首都圏・関西圏・東海圏に在住の20~69歳男女約1万人を対象に行った。
新型コロナウイルス感染拡大後に飲食店を支援する気持ちで飲食を行った経験の有無については、全体の30.7%が「ある」と回答。経験はないが今後行いたいとの回答は43.3%で、合わせると74.0%が支援する意向を示した。性年代別で「ある」との回答が最も多かったのは50代女性で34.5%。次いで60代男性が33.0%。最も少なかったのは20歳代女性の25.3%となり、若年層よりも中高年層の方が飲食への応援消費に前向きであることが分かった。
具体的な支援内容(複数回答可)では「外食」が63.1%と最も高く、次いで「テイクアウト」が54.7%となり、食べたメニューは、「和食」(52.3%)がトップで、「洋食」(33.9%)、「中華料理(専門店のラーメンを除く)」(32.0%)と続いた。内訳を見ると、50・60代男性で「和食」が多く、20・30代男性で「中華料理(専門店のラーメンを除く)」が目立った。