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これは驚き!! 1時間前にいた商圏内の人数や動きまでわかるサービスが来年1月から始動!【NTTドコモ】

2019年12月8日 8:45 am

 

 NTTドコモ(以下、ドコモ)は、2020年1月22日から知りたい商圏内(エリア)に1時間前までに人が何人いたかや、どこからどこへ何人移動したかの動きを10分単位で把握できるサービスの提供を始め、飲食店などに売り込む。

 ドコモは現在、国内居住者と訪日外国人を対象に、性別・年代別・居住地別に最短2日前までの人口分布と人口動態を1時間単位で表示するサービス「モバイル空間統計」を提供している。今回、その中に、新たに「国内人口分布統計(リアルタイム版)」を追加する。基地局の位置情報をもとに、国内全域の人口統計をリアルタイムで提供することは日本初(同社調べ)となる。

 これを利用すると、飲食店経営者は商圏内の1時間前までの人の増減や動きを把握できるため、売上を予測してメニューなどを調整する参考にできるという。

国内人口分布統計(リアルタイム版)の可視化システムによるアウトプットイメージ

 「モバイル空間統計」は、ドコモの携帯電話ネットワークの仕組みをもとに作成される統計情報を提供するサービス。これまで防災や観光、交通など各分野で利用されているほか、次世代の活用方法として、リアルタイムでの店舗の売上予測、渋滞の予知などへの活用をパートナー企業と検証してきた。その結果、一定の成果が得られたため、本格的に提供することになった。

 また、NTTの研究所が開発した高速可視化技術を活用した、日本全国の人口を可視化するサービス「可視化システム」も同時に提供を始める。検索・読み出し速度が7倍高速化し、利用者は時間推移に伴う日本全国の人口の変化をスムーズに表示・閲覧できるようになる。また、全国の1辺500mメッシュ毎に、性別、年代、居住地を自由に選択して人口分布を見られる。

 ドコモは今後、これらのサービスの提供時間の短縮に取り組むほか、他の統計情報と組み合わせて、性別、年代、居住地以外の属性の付加も検討。パートナー企業とソリューション化を進め、さまざまな分野での社会課題の解決を図る。