飲食店で絶対に避けたいものの1つが「食中毒」。暑い時期は気を付けていても、寒くなる時期も油断は禁物だ。
冬場に流行する感染性胃腸炎は、ノロウイルスやロタウイルスなどが原因だ。これらのウイルスは、エンベロープというウイルスの外側を覆う膜がない「ノンエンベロープ」タイプのウイルスで、表面がカプシドと呼ばれる殻で覆われており、エンベロープウイルスよりもアルコールに強く、一般的なアルコール製剤が効きにくい。
ウイルス対応型のアルコール製剤もあるにはあるが、ウイルス除去の効果を高めるためにさまざまな成分が配合されているため、一般的なアルコール製剤と比べて「使用時にべとつく」「噴霧痕が残る」「不快臭がする」などの問題があった。
そこで衛生用品を製造販売するニイタカは9月2日、エンベロープウイルスや細菌に対して優れた除去効果を有しつつ、べとつきや噴霧痕などを抑え、使用感の良い食品添加物アルコール製剤〈ノロスター クリア〉5Lを発売した。
同商品は乳酸、グルコン酸、硫酸マグネシウム配合によりウイルス除去効果を高めた弱酸性タイプのアルコール製剤で、キッチン周りや客席、トイレなど、ウイルスの付着しやすい場所で使える。また100%食品に使える原料のみを使っていいるため、飲食店でも安心して使用できるという。