キユーピーは、調理ロボットの開発・販売などを手掛けるTechMagicと資本業務提携契約を締結した。両社は、最先端技術などの活用とプロジェクトを通じた人材の交流により、2030年を目標にした「未来型食品工場」(キユーピー版スマートファクトリー)の早期具現化に取り組む。
食品製造業では人手不足が慢性化し、「職場環境の整備の遅れ」や「技術・ノウハウを十分に伝承できない」といった影響が出ている。一方、既存の技術ソリューションでは人による作業と比較して再現精度が低く、装置が大掛かりで導入費用も高額なため自動化はあまり進んでいない。
これらの課題解決のため、キユーピーの「製造技術における幅広い知見」とTechMagicの「ハードウエアとソフトウエアを高度に融合した技術」を用いて、食の最先端生産技術構築を目指すという。
両社は今回の提携により、「双方が持続的に成長できるパートナーシップの構築を図り、食産業に貢献していく」としている。