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WEB集客のトレンド「地図検索」へシフトが鮮明に!!【ケイビーカンパニー調べ】

2022年11月24日 12:03 pm

 店舗集客のトータルサポートを行うケイビーカンパニー(大阪・大国町、北島万乘社長)が、検索に関する調査で「飲食店を探す際、最も利用する手段を1つ選択してください」と質問をしたところ、「食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメなどのポータルサイト」が29.7%、「Instagram」が21.8%、「Googleマップ」が20.8%、「検索窓からの自然検索」が18.8%と、大きな差は見られず、従来のポータルサイト一強から検索方法が分散されていることがわかった。

 「なぜその手段を利用するか」については、ポータルサイトは「評価や口コミがわかる」が23.3%とトップで、Instagramは「内容がわかりやすい」が36.4%、Googleマップは「現地から近い店舗を探すことができる」が28.6%となった。

 ポータルサイト以外の方法を選ぶ理由として、Instagramを選択した回答者は「内容が分かりやすい」「写真が載っているから」など、Instagramの特色を評価する回答が多くみられた。

 一方でGoogleマップを選択した回答者は「現在地から近い店舗を探すことができる」「店舗の場所がすぐわかる」といった、位置情報を活用した回答が多い結果となった。
 また、「評価や口コミがわかる」といった回答も多く、ポータルサイト利用の主なメリットでもある口コミ機能に、位置情報を掛け合わせたGoogleマップの需要が拡大していることがわかる。

 同社は、「Instagramでは、今年6月からInstagram内でのマップ検索機能が追加されるなど、アップデートが繰り返されている。また、Googleマップなどでも評価や口コミの確認がさらに容易にできるように変化しつつあるため、飲食店をより探しやすい仕様に変化していることも分散化の要因として考えられる」と分析する。

 その上で、「飲食店では急速なポータルサイト離れが進む一方、SNSやGoogleはポータルサイトと遜色ないほどに拡大しており、ユーザー数が逆転するのも時間の問題ではないだろうか。またInstagramをはじめ、その他のSNSでも地図検索の機能を取り入れ始めているため、これからのトレンドは”地図検索”になるといっても過言ではないだろう」と推測。

 「SNSでの情報配信に加え、自然検索結果にはGoogleビジネスプロフィールが表示される仕様になっている今、Googleビジネスプロフィールを整備して露出し続けることが必須と言える」と結論づけた。

 なお、「店舗を探す際に利用する手段を全て教えてください」でも、「ポータルサイト」が58.4%、「Instagram」が51.5%、「Googleマップ」が52.5%、「検索窓からの自然検索」が49.5%と突出して多い回答は見られなかった。

 この調査は、2022年10月11日~11月15日、20代~60代の関東・関西の男女101人を対象に実施した。