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飲食物件坪単価1位は日比谷の6.55万円【シンクロ・フード調べの2022年度上半期・駅別賃料ランキング】

2022年10月28日 1:51 pm

 飲食店の出店開業・運営やM&Aなどを支援するプラットフォーム「飲食店ドットコム」を運営するシンクロ・フードは、「飲食店ドットコム」上に登録された飲食店舗物件の駅別賃料相場のランキングを発表し、1位は日比谷の6万5540円だった。また、上位10位のうち東京、西梅田が圏外から、東日本橋が42位からランクインした。

 同社は、4~9月に各駅のエリア内で5件以上登録された物件のうち、シェアキッチンなど価格にその他料金が加算されているものは除き、1000坪以下、家賃400万円以下、坪単価1000〜10万円の物件を対象に集計。2022年度上期の駅別賃料相場ランキングの上位10駅を発表した。[]内の数値は2021年度の順位と増減額(増加率)を示す。

1. 日比谷:6万5540円[1位、+1万1732円(+21.8%)]

2. 東京:4万6180円[比較データなし]

3. 西梅田:4万2987円[比較データなし]

4. 表参道:4万1628円[4位、+2772円(+7.1%)]

5. 中野:3万9448円[19位、+4725円(+13.6%)]

6. 明治神宮前:3万9143円[2位、-3995円(-9.3%)]

7. 銀座:3万8260円[9位、+1038円(+2.8%)]

8. 代官山:3万7981円[16位、+2,777円(+7.9%)]

9. 渋谷:3万7979円[7位、+344円(+0.9%)]

10. 東日本橋:3万7388円[42位、+7447円(+24.9%)]

 同社では今回の結果について、「日比谷は2019年度、2021年度のランキングでも1位となり、継続的に高い水準を維持するエリア。一方、東京駅や西梅田駅が圏外からランクインした。これは飲食店への補助金が終了した影響で、これまで空き物件として出てこなかった駅前の使い勝手の良い物件(20坪以下、ロータリーに面した1階店舗など)が登録され、坪単価が上昇したため。こういった好条件の物件についても、コロナ前と比べ契約までの期間を要し、長期で掲載される傾向にあるようです」と解説した。