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プラントベース食品素材の新ブランド「ポフ」立ち上げ製品化スタート【月島食品グループ】

2022年6月24日 9:17 am

プラントベース食品素材の新ブランド「ポフ」立ち上げ製品化スタート 月島食品工業、東京フード、ホーライの月島食品グループ各社は、プラントベースフード(植物性原料を主原料とした食品)の新ブランド「Poff(ポフ)」を立ち上げ、既存製品13品に6月より順次上市する新製品4品を加えた17製品でスタートする。

「Poff」のシンボルマーク

 ラインナップはマーガリン、ショートニング、ホイップクリーム、機能性素材、フライオイル、離型油、チョコレート、冷凍生地などのプラントベース製品17品。いずれもヴィーガン認証などは取得していない。

 新製品は、植物性バター〈ラブールプラボ/MB〉10kg植物性生クリーム〈ヴィアンホイッププラボ/MB〉5kg(BIB)植物性ラード〈プラーデ〉10kg調味済み冷凍大豆ミートフィリング〈絞れる大豆ミート〉2.4kg(300g×8本)の4品を投入する。

 〈ラブールプラボ/MB〉は油脂にオリジナル発酵豆乳、オーツ麦オイルを加え、乳製品特有の乳感とコク、バランスのとれたバター風味が特徴の、乳製品不使用の植物性バター。菓子やパンの練り込みなどに適している。

 〈ヴィアンホイッププラボ/MB〉は油脂にオリジナル発酵豆乳、オーツミルクパウダーを加え、乳製品特有の乳感とコクのある生クリーム風味が味わえる植物性生クリーム。菓子やパンなどさまざまな用途に使える。

 〈プラーデ〉はラード特有の風味を再現した植物性ラード。油脂加工技術による物性コントロールでラードの使用感に近く、冷蔵温度帯でも扱いやすい。炒めや、練り込みなどに。また大豆特有の風味を軽減し、大豆ミートを使用した調理品のおいしさをアップさせるという。

〈絞れる大豆ミート〉はそのまま絞れる袋入りで、自由な成形が可能な加熱食用の冷凍大豆ミートフィリング。調味済みで肉のような食感と味わいを表現した。解凍後、絞って焼くだけの簡便調理ができる。

 具材や調味料をプラスしてアレンジでき、焼く以外にも、炒める、フライなどバラエティ豊かなメニューづくりが可能。調理メニューやベーカリー製品に適している。

 同社は、プラントベースフード市場がエシカル消費の意識の高まりにより成長市場であることに着目。主取引先の製菓製パン業界をはじめ外食など広く食品業界全般にプラントベース製品を訴求していくため、「Poff」の立ち上げに至った。