ガラスびんやガラス食器などを製造販売する石塚硝子（愛知・岩倉、石塚久継社長）は、鍋料理や鉄板料理を温かいままで提供できるホテル・レストラン向けのガラス製ウォーマー〈Crystal Warm Plate〉を発売した。
200年以上にわたりガラスの価値を追求し続けてきた同社は、ガラス素材に関するノウハウの活用を検討し続けた結果、従来に無いガラス製のウォーマーの開発に着手。高い強度と耐熱性を備えたヒーターガラスと、特殊な光拡散印刷を施したガラスを組み合わせることに成功した。
これにより、内部にあるヒーターで天板を温める一般的な製品では加熱ムラが起きるが、１度温めると冷めにくいガラスの特性を活かしつつ、ヒーターガラスに蒸着された膜が面全体を発熱することで場所による温度ムラがほとんどなく、置いた料理を均一に保温する。温度は65℃、75℃、85℃の3段階で調整できる。
７色のLEDで空間を演出
さらに、ＬED照明による光で空間を演出する機能も搭載。照度は９段階・色は７色の変化パターンを用意し、ビュッフェから結婚式のような晴れの日、葬祭、バーなどあらゆる状況に合わせた発光カラーのバリエーションを用意し、雰囲気作りにも役立てられる製品とした。また、ヒーターを使わない時でも、ライト機能のみをオンにすれば、空間演出のディスプレイとしてオールシーズン活用できるという。
ガラスなので汚れがこびりつきにくく、簡単にふき取ることができる。サイズは横682×縦310×高さ48㎜で重さは7.3㎏。高さについては足を付け替えることで116㎜にもできる。オープン価格。
